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生き方 人間として一番大切なこと

考える力

よりよい人生を生きるための方程式

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能力」とは、知能や運動神経、あるいは健康などがこれにあたり、両親あるいは天から与えられた先天的なものです。
熱意」とは、事をなそうとする情熱や努力のことで、自分の意思でコントロールできる後天的なものです。
考え方」とは、心のあり方や生きる姿勢、哲学、理念や思想なども含みます。

人生この3つの要素の”かけ算”によって得られる。

この中で「考え方」だけは正にも負にもなります。
だからこそ、考え方を変えれば人生は180°変わります。

人間として正しい生き方

正しい生き方とは、けっして難しくありません。

子どものときに親から教わった、ごく当たり前の道徳心
・嘘をつくな
・正直であれ
・人をだましてはいけない
・欲張るな

そういうシンプルな規範の意味をあらためて考え直し、それをきちんと遵守することがいまこそ必要なのです。

これを、「小学校の道徳のようなことをいう」と笑う人がいるかもしれません。
しかし、その小学生のときに教わったようなことを、私たち大人が守れなかったからこそ、いまこれほどまでに社会の価値観が揺らぎ、人の心が荒廃してきています。


では、それらを身につけるためにはどうしたらいいのか?

稲盛さんは、「精進(=一生懸命働くこと、目の前の仕事に打ち込むこと)」することこそが、心を高め、人格を錬磨するために最も大切で、一番有効な方法であると言っています。

思いを実現させる考え方

人生はその人の考えた所産である。
いいかえれば、その人の心の持ち方や求めるものが、そのままの人の人生を現実に形作っているということ。

従って、事を成そうと思ったらまずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。
そして、誰よりも強く、身が焦げるほどの熱意を持って、そうありたいとすさまじく熱望することが何よりも大切。

それだけではなく、その実現へのプロセスを頭の中で真剣にこうしてああしてと幾度も考え、シミュレーションを繰り返す。
そうして、どんどん完成形がはっきりと見えるようになるまで考えぬく。

原理原則から考える

私たちは、物事を複雑に考えてしまう傾向があるものです。
しかし、物事の本質は一見複雑に見えて、実は単純なものの組み合わせで出来ています。

人生を歩んでいく途上では、至る所で判断決断を下さなければいけない場面がでてきます。
その一つ一つの選択によって、人生は形成されていきます。

だからこそ、その判断や選択の基準となる原理原則をもっているかどうかは、私たちの人生の様相を全く異なるものにしてしまいます。


では、事業の原理原則はどこにあるか?

利用者に優れた製品やサービスを提供する頃が企業経営の根幹であり、原理原則であるべき。

複雑な問題も、解きほぐせばクリアにみえてくる

人間関係のトラブルの原因は、しがらみや利害を離れた視点で冷静に問題を解きほぐしていくと、とてもシンプルであることが多いです。
何よりもクリーンな目で見ることが大切になります。
枝葉にとらわれず、問題の根っことなる本質部分にしっかりとフォーカスすること。

心を磨き、高める

謙虚という美徳

才能や手柄を私有、独占することなく、それを人様や社会のために使う。
つまり、おのれの才を「公」のために使うことを第一をし、「私」のために使うのは第二義とする。
そこに、謙虚という美徳の本質があると稲盛さんは考えている。

リーダーには才よりも徳が求められる

西郷隆盛はこう言っている。

「徳高きものには高き位を、功績大木モノには報奨を」

つまり、功績にはお金で報いれば良い。人格の高潔な人にこを高い地位に据えよと言っています。
100年以上も前の言葉ですが、今日にも十分通用する普遍的な考え方と言えるでしょう。

例えば、「思いやり」の有無。
何かを議論するにしても、相手を論破しよう・自分の考えを押し通そうと思ってやるのと、相手も困っているだろうから良い解決策を一緒に考えようと思ってやるのとでは、同じ問題を扱っても結論は異なるでしょう。

まずは、相手の立場を尊重する姿勢。相手の考えも十分に考える気持ち。
そうした「思いやり」の心を持っている人は徳が高いと言えるでしょう。

感謝の気持ちを持つ

私たちが今日あること、そして存分に働けることは、お客様や取引先はもちろん、職場の仲間、家族といった周囲の多くの人々の支援があるからです。
決して自分たちだけでここまで来られたわけではありません。
「周りの人のおかげで今日の自分があるのだ」という気持ちで謙り、感謝しなければなりません。
 
逆に、感謝の対極にあるものが不平不満、愚痴です。それらは、必ず人生を暗くし、不幸にします。
 
感謝をすることで、人生はすばらしいものになっていきます
それは、感謝の気持ちを持つことで、自分の心が美しくなっていき、運命そのものが明るくひらかれていくからです。
感謝をする心が、幸運を呼び込むのです。

利他の心で生きる

利他の心とは、「世のため、人のために尽くす」ということ。

他人からしてもらう立場で居る人間は、足りないことばかりが目に付き、不平不満ばかりを口にする。
しかし、社会人になったら「してあげる」側に立って、周囲に貢献していかなければいけません。

自分よりも先に他人によかれと考える。ときに自らの犠牲を払ってでも人のために尽くす。

その際に気をつけなければいけないこともあります。
それは、利己と利他はいつも裏腹の関係にあると言うことです。

小さな単位における多利も、より大きな単位から見ると利己に転じてしまう。

例えば、家族のための行為には利他の心が含まれて居るが、「自分の家族さえよければ良い」と思った瞬間に利己になってしまいます。

同様に、会社だけ儲かればいいと考えるのではなく、取引先にも利益を上げてもらいたい、さらには消費者や株主、地域の利益にも貢献すべく経営を行う。
企業経営の目的の一つに、そこで働く人たちの生活と幸福を実現するこがありますよね。
こうした利他的な考えを常日頃から持っておく事が欠かせません。

そして、新規事業を始める際にも、動機が利己的でないかを自分としっかり向き合ってから始めるという意識を持つことも重要です。

そのビジネスが儲かるかどうかではなく、社会に必要なサービスを利益の出る形にして持続的に提供するのが起業家の能力


人生に対して真正面から愚直に向き合うことで、自分なりの「生き方」を見つけていく。
そのための偉大な指針となる本でした。
元旦ということもあり、今後の自分なりの「生き方」を深く考えていこうと思います。


生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと